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大分県と言えばシイタケ 1
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昨年の春、伏せ込みをしたシイタケ原木は1年半が経ち、
周囲は草木の覆われています。 日差し除け枝葉を剥がして
75%遮光ネットが見える状態にしたところです。

ネットを剥がすと(写真2)の状態です
(伏せ込み4/7の1列完成したところの位置です)。

シイタケ菌が回っているか確認で
下の黄色味を帯びた箇所は良い状態です(写真3)。

ホダ木として生まれ変わりました。
夏場、高温多湿となり原木が害虫や雑菌により枯れたり、
腐れてしまい小径(Φ5cm)を中心に
1割位ホダ木にならずしまいになっていました
(約600×0.1=60本)
これらは圃場には運びません。
これは最近言われている温暖化であり、通気性を確保するための
こまめな下草刈りの不足など
様々な原因によるものと思われます。
伏せ込みしていたホダ木(シイタケ菌が回ったもの)を
シイタケが発生し易い環境に移動させる行為を
“ホダ起こし” と呼びます。
圃場は適度な湿度と日差しがある木漏れ日が差すような場所
(1.竹林、2.ヒノキ林、3.杉林、4.雑木)に
きんもくせいの香る頃、に移動してホダ木起こしをします。
(時期:伏せ込みした翌年10月頃)私の所は3.杉林に設置します。
ホダ木の寿命は品種によりますが主に春、
秋にも少々収穫、3~4年収穫でき、
ホダ木は朽ちてやがてシイタケは生えなくなります。(写真4)

先ずは朽ちてしまったホダ木を片付ます(写真5)。

新しいホダ木を並べ(写真6)、

合掌形に立てかけていきます(写真7)。

このようにシイタケが発生します(写真8)。

次回は3月頃、最終の出荷作業(収穫、乾燥、選別)をお届けします。
